冷涼サマーのまとめ
蚊を介した感染症
- 【マラリア】
- ハマダラカ属の蚊に吸血されることによって感染。熱帯熱マラリア・三日熱マラリア・卵形マラリア・四日熱マラリアに分類され、それぞれ人の体内でマラリア原虫が侵入してから発症までの期間が異なる。
媒介する蚊は森林地帯を中心に夜間出没する。
アジア・アフリカ・中南米の熱帯・亜熱帯地域で幅広く発症。全世界で年間3億~5億人の患者、150万人~270万人の死者が報告されている。
- 【デング熱】
- デング熱ウイルスを保有している蚊に吸血されることによって感染。デング熱を媒介する蚊は日中、都市部にも出没し、ときに家の中でもみられる。
熱帯・亜熱帯地域で幅広く発症。全世界で年間数千万人の患者が報告されており、重症化した場合死に至ることもある。昨年からより広い地域で大流行している。
- 【ウエストネイル熱】
- ウエストナイルウイルスを保有する蚊に吸血されることによって感染。
感染時期のピークは夏から秋。
アフリカ・ヨーロッパ・中東・中央アジア・北米など広い地域に分布。場合によって死に至ることもある。
これらの疾患は、感染してからの治療よりも、蚊に刺されないための対策が重要。蚊が特に多く発生する夕方から夜間にかけて外出する場合、虫除け剤や蚊取り線香を積極的に利用することや、長袖や長ズボンの着用などにより肌の露出を控えることが求められる。
など各諸国では蚊から感染する病気が多く蚊といえども馬鹿にできない存在です。
今、そんな事情もあり日本の蚊帳が前記でも述べたように注目されています。
蚊帳は「蚊屋」とも書くとおり、語構成は「か(蚊)」+「や(屋)」で、「蚊を防ぐ家」の意味です。
漢字の「蚊帳」には「かや」のほか、「かちょう」「ぶんちょう」の読みがあり、「ぶんちょう」の「ぶん」は漢音で、漢字の「蚊」の由来にも通じます。
殺虫剤が普及したことで蚊帳は用いられなくなってきましたが、殺虫剤は虫を殺すばかりでなく、アトピーなど人間の体にも害があることや、ベッドでも使えるタイプやテント型の蚊帳も作られるようになったことで、蚊帳の良さが見直されるようになってきています。